前回は、静岡駅近くの西郷•山岡会見碑まで歩き、また、青春18切符を家内と私で2枚消費しましたので、3回分残っており、今回も残りを消費すべく来ました。日本100名城周りをしていることもあり、東海道53次ウォークの前に駿府城へ行きました。駿府城のある駿府城公園は駅から徒歩15分ほどのところにあり、スタンプは東御門の案内所にあるということでそちらで押しました。
東御門より中を見た後、駿府城公園で準備運動し、西郷・山岡会見碑に戻り、ウォーク開始です。今回も東海道53次のガイドブックを片手に家内と歩きました。
静岡市の繁華街の旧東海道の道はやや複雑で呉服町通りを歩き静岡伊勢丹の所を左に曲がり、200M位先を右に行きその後数ブロック先を左に曲ります。その後少々道を外れた大通リ沿いに日本橋より四十五里目の府中一里塚跡があります。
一里塚跡に立ち寄った後、また道に戻り、安倍川を渡る前に、由比正雪碑、あべかわ餅の老舗の石部屋、その隣に安倍川義夫の碑があります。安倍川義夫の碑は、出稼ぎに来ていた紀州の漁夫が安倍川を渡った時に大金を落としそこにいた人夫が漁夫に届け、漁夫がお礼を渡そうとしたが受け取らず、困った漁夫は奉行所から渡してもらうようお願いし、奉行所はお礼を漁夫に渡し、人夫には報奨金を渡したという美談です。
安倍川を渡り、その道を歩くと高林寺があります。
その後手越原歩道橋で国道1号に入りすぐに佐渡交差点を左に入り、名残り松を右に曲がりしばらく歩き丸子宿の看板を過ぎると日本橋から四十六里目の一里塚の丸子の一里塚跡がありました。
丸子の一里塚跡を過ぎると丸子宿です。人口800人足らずの小さな宿でしたが府中宿の目前の安倍川の氾濫等で足止めをされた人々で混雑したこともあったようです。本陣跡、脇本陣跡等説明の看板も整備されておりました。
丸子橋の手前に400年以上も歴史のあるとろろ汁で有名な丁子屋がありました。とろろ汁目当ての人も並んでおり店構えも老舗の雰囲気です。また、東海道中膝栗毛にも出てくるようでその碑もありました。
丁子屋の前の丸子橋を渡るとすぐ橋の横に高札場跡があります。
その後しばらく歩き、公民館、観音堂の所で国道1号が見えてきます。国道1号の横の道を歩きすぐに脇道に入り少し歩くと日本紅茶の発祥の地を通り長源寺があります。長源寺には明治初期の元幕臣で紅茶を研究し植栽した多田元吉の墓があります。
長源寺の後は、ファミリーマートの先の歩道橋から国道を渡り、しばらく歩くと昔一里塚があったあたりに来ます。現在は何も残っておらず国道1号の歩道橋のあたりにあったようです。
その先に宇津ノ谷峠の道の駅があります。時間も13時を過ぎ、こちらでランチにしました。丁子屋ではいただけませんでしたが、こちらでとろろ汁のセットと豚汁にしました。あまりとろろ汁は食べないのですがこんなになめらかで食べやすく太ってしまうか心配ですがご飯お替りしてしまいました。
ランチの後は、宇津ノ谷峠越えになります。東海道が整備される前は蔦の道というルートで峠を越えたようで今もこの道も残ってました。東海道は歩道橋を渡り国道1号から外れ宇津ノ谷の集落に入っていきます。集落を抜け坂道を抜けると山道です。
山道沿いに芭蕉の同門の俳人雁山の墓、峠の地蔵堂跡、旅の安全を願い建立された髭題目碑を通り山道を抜け、舗装路に入りすぐに坂下延命地蔵堂があります。
国道1号に合流し、しばらく歩き廻沢口 の歩道橋を渡り国道1号から外れ歩きます。208号に入ったところで岡部台のバス停があり本日はこちらから帰ることにしました。バスが来る前に軽くストレッチをして待ちました。
ここから静岡駅まで今日歩いたルートを戻るような形で40分くらいバスに乗り、熱海、小田原と東海道線を乗り継ぎ帰りました。